校長室

「令和6年度がスタート!」

学校長  小原 敏彦

 

保護者の皆様、地域の皆様方には、平素から本校の教育へのご理解とご支援を賜り誠にありがとうございます。

さて、令和6年度、総社東中学校は、291名の新入生を迎え、全校生徒903名でスタートしました。本年度もよろしくお願いいたします。

 

総社東中学校
  学校教育目標


    『感謝の気持ちを忘れず未来を生き抜く

  人間力と学力を合わせもつ生徒の育成』

 

学校教育目標を改訂して4年目になりました。目標は、『感謝の気持ちを忘れず、未来を生きぬく人間力と学力を合わせもつ生徒の育成』です。学校教育目標とは、学校が行う教育活動を通じて、生徒にどのような力を習得させようとするのかについて記したものです。学校教育目標のキーワードは、『感謝』・『人間力』・『学力』の三つが挙げられます。目標達成に向けて日々精進しています。

 ※三つのキーワード中から

 『感謝』。日々の生活の中で、できていて当たり前、誰かがしてくれて当たり前と思っていることがたくさんあるように思います。逆に、してくれないと不満をもつことさえあります。しかしながら、よく考えてみると普段当たり前だと思っていることでも「誰かが自分のことを思ってしてくれたこと」や「大勢の人の努力で今の状況があること」はたくさんあります。こんな言葉があります。「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」「感謝する心は、人間社会の中で心穏やかに生きる最高の発明品」である。さらに、「ありがとう」という感謝の言葉が心から自然に発せられるようになれば、人は謙虚になれます。また、その一言は、周囲の人をも和ませる言葉です。日々の生活の中でいつも感謝の気持ちを忘れずにもちましょう。

 次に『人間力』。人間力とは、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力で、困難や環境に左右されずに自立して力強く生きていける人のことをさします。社会で自立して生きていくためには、学力だけでなく社会・対人関係力やコミュニケーション力、自己制御する力等を持続させ、やり抜く力が必要です。

 特に最近感じていることは、コミュニケーション力の低下です。新型コロナウイルス感染症対策も関係しているかもしれませんが、友達と会話をする場面が極端に少なくなりました。コミュニケーションは、人間関係を構築するためにとても重要なことです。コミュニケーションを取ることにより、人間関係が良好になるとともに、確かな信頼関係が生まれてきます。コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。予測不可能な未来を生きぬくために、様々な教育活動を通して人間力を身につけましょう。

 最後に『学力』です。「学力向上=学習の量×学習の質」といわれています。まずは、学習時間の確保が大事です。日々の生活の中で、限られた時間を自分でコントロールすることができるかどうか。学習時間が長いほど学力の向上に繋がります。そして、次に「効果的な学習方法」をいかにできるかがポイントです。学習の質が高いほど、学力向上効果があるとされています。たとえば、学習計画を自分で立てて学習し、その結果を次の計画に反映させながら取り組むことや、「テスト等で間違えた問題や理解できていない課題」をどう処理しているかです。必ず振り返りの習慣を身につけるとともに間違えや欠点は克服して自分のものにしていくことが大切です。総社東中学校では、学力向上を目指してさまざまな取組を行っています。計画的に学習に取り組み、習慣づけるためのものです。これらの取組をこつこつと積み重ねていくことは、必ず自分へ大きな力となって返ってきます。まさに「継続は力なり」であります。これからも目標達成に向けて頑張りましょう。(東苑76号から)